2017-01-01から1年間の記事一覧
以前から、1ページ目だけ公開していたのですが全ページを公開しました。ICF3でビットコインなどに使われているECDSAを実装するのに、あると便利な資料だと思います。 著作権は平山 直紀にあります。 以下のURLからダウンロードできます。 https://openicf3.…
暗号プロセッサ ICF3は1999年に日立のメインフレームの暗号装置として世界に製品出荷されたLSIです。 当時、RSA暗号の性能で世界一でした。 ICF3の暗号プロセッサのゲートレベルの全設計図を初公開しました。 18年前、LSIのゲートレベルの設計での開発の様子…
暗号プロセッサ ICF3の用途は、IoT小型コンピュータであるが、さくらインターネットなどの専用サーバー(物理サーバー)も便乗できるのではないかと考えています。専用サーバーを利用する客はセキュリティを重要視する客であるためSSL証明書の秘密鍵は、暗号プ…
1999年のICF3の開発で日立の研究報告書に掲載されたもの。僕が担当して書いた部分から引用しました。インターネット上では初公開だと思う。日立が別途、インターネット上で公開していなければですが。 山形大学 城戸淳二(早稲田 理工OBらしい)さんの白色有機…
背景 ICF3はIoTデバイスに搭載する暗号プロセッサとして1999年製ながら奇跡的にジャストミートしています。その理由については、これまでいろいろ説明してきました。ここではIoTデバイスの原価を下げる暗号プロセッサについての説明です。 要点は2つ モンゴ…
背景 ICF3はモンゴメリ乗算器を搭載した暗号プロセッサで1999年に製品化、RSA暗号の性能で世界一でした。 現在、IoTデバイスに入れる電子証明書の秘密鍵を暗号プロセッサ内で演算させ秘密鍵を漏洩させないことでセキュリティを向上させたいという需要が沸い…
20年前の暗号プロセッサICF3 ICF3はモンゴメリ乗算というアルゴリズムを実装したLSIです。「なんだ海外のアルゴリズムを実装しただけじゃん」と思った人もいるかもしれません。そういう人のために。 ICF3 https://openicf3.idletime.tokyo/ Wikiでモンゴメリ…
とりあえず この証明だけは、まだ、役に立つかも。というところ。 はじめに RSA暗号を高速化するためのアルゴリズムとしてモンゴメリ乗算が有名だが、その改良型がC.C.Yang(IEEE 1998)によって論文発表された。それをもとにDesign Wave MagagineのRSA暗号コ…