暗号計算機屋のブログ

なにか思いついたことを不定期に更新。

IoTの原価を下げる暗号プロセッサICF3

背景 ICF3はIoTデバイスに搭載する暗号プロセッサとして1999年製ながら奇跡的にジャストミートしています。その理由については、これまでいろいろ説明してきました。ここではIoTデバイスの原価を下げる暗号プロセッサについての説明です。 要点は2つ モンゴ…

ICF3のRSA 4096bitの性能改善アイディア

背景 1999年のICF3でもRSA 4096bitは演算可能だが、ICF3が持つ専用演算器(モンゴメリ乗算器)は1024bitなので使うことができない。 このためRSA 4096bitの1演算の処理時間は800msと、かなり遅い性能です。 この性能でもIoTデバイスでは、使える場合も、多いと…

モンゴメリ乗算のアルゴリズムを使わないICF3

背景 ICF3はモンゴメリ乗算器を搭載した暗号プロセッサで1999年に製品化、RSA暗号の性能で世界一でした。 現在、IoTデバイスに入れる電子証明書の秘密鍵を暗号プロセッサ内で演算させ秘密鍵を漏洩させないことでセキュリティを向上させたいという需要が沸い…

暗号プロセッサ ICF3の日本のオリジナリティ

17年前の暗号プロセッサICF3 ICF3はモンゴメリ乗算というアルゴリズムを実装したLSIです。「なんだ海外のアルゴリズムを実装しただけじゃん」と思った人もいるかもしれません。そういう人のために。 ICF3 http://openicf3.idletime.tokyo/ Wikiでモンゴメリ…

nhira型モンゴメリ乗算アルゴリズム

とりあえず この証明だけは、まだ、役に立つかも。というところ。 はじめに RSA暗号を高速化するためのアルゴリズムとしてモンゴメリ乗算が有名だが、その改良型がC.C.Yang(IEEE 1998)によって論文発表された。それをもとにDesign Wave MagagineのRSA暗号コ…

HDD再生の研究

失敗は成功のもと HDDを廃棄して都市鉱山の利用研究をするよりHDDを再生したほうが地球環境にいい。そんなことを考えている。そして再生したHDDによってお金の節約も狙う。個人でわかる範囲で調べているため、もっと詳しい人はいるだろうが、もっといい情報…

世界一のRSA暗号LSI ICF3のアルゴリズム

アルゴリズムの解説ではなく僕が1998年にICF3の開発を開始したときに渡された資料の公開です。学生の頃は情報系の科目をメインに取っていましたが電気工学科の卒業ということもあり会社に入ってすぐの頃は電子回路シミュレーションをしていました。次にIBMの…

廃棄するHDDレコーダからHDD 80GBを回収

日立製作所 2003年製のHDDレコーダを放置していたがHDDが足りなくなったので、HDDレコーダから回収することに。 中を開けてみると、でてきたHDDはSAMSUNG製(韓国)だった。 日立すら買わない日立のHDDを誰が買うのだと思いつつ、日本のHDD事業について調べて…

3、5、7で割った余りを計算する演算器

はじめに 1999年に世界一高速なRSA暗号のLSIを開発したが、その後、いろいろ研究していたときに見つけたのが7で割った余りを高速に演算する論理だった。 今では高校の数学で整数の性質で習う合同式を使えば簡単に証明できるが、それは2014年以降の話で、2000…

すべてがFになる (計算機工学版)

【すべてがFになる】「すべてがFになる (計算機工学版)」イラスト/izuna [pixiv]